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オールバックと薄毛の関係徹底解説
オールバックというヘアスタイルは、顔周りをすっきりと見せ、精悍な印象を与えるため、多くの男性に好まれています。しかし、薄毛が気になっている方にとっては、このスタイルが薄毛を強調してしまうのではないか、あるいは逆に隠せるのか、という疑問が生じることがあります。オールバックと薄毛の関係について、詳しく解説していきましょう。まず、オールバックが薄毛を目立たせる可能性についてです。特に生え際が後退しているM字型の薄毛や、前頭部全体の薄毛の場合、髪をすべて後ろに流すことで、その部分があらわになりやすくなります。髪のボリュームが全体的に少なくなっている場合も、地肌が透けて見えやすくなる可能性があります。髪を無理に引っ張って後ろで結ぶようなタイトなオールバックは、牽引性脱毛症のリスクを高めることも指摘されています。一方で、オールバックが薄毛をカバーする側面もあります。例えば、頭頂部(O字型)の薄毛の場合、サイドや前髪にある程度の長さとボリュームがあれば、それをうまく後頭部へ流し込むことで、薄い部分を覆い隠すことが可能です。また、スタイリング剤を工夫し、髪全体にふんわりとしたボリュームを出しながらオールバックにすることで、薄毛の印象を軽減できることもあります。重要なのは、薄毛のタイプや進行度、髪質によって、オールバックが与える印象が大きく異なるという点です。一概に「オールバックは薄毛に良い」とも「悪い」とも言えません。大切なのは、ご自身の状態を正しく把握し、それに合わせたスタイリング方法を選ぶことです。例えば、サイドの髪を短くし、トップに長さを残してボリュームを出すスタイルであれば、視覚効果で薄毛が目立ちにくくなることがあります。また、完全に後ろに流すのではなく、少し斜めに流したり、トップに高さを出したりするだけでも印象は変わります。美容師と相談しながら、自分に合ったオールバックのスタイルを見つけることが、薄毛と上手に付き合いながらおしゃれを楽しむための鍵となるでしょう。
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私が実践した50代薄毛の髪型変遷
50代に突入し、長年連れ添ってきた髪の毛との付き合い方も変化を余儀なくされました。若い頃は毛量も多く、様々な髪型を楽しんでいましたが、徐々に額が広くなり、頭頂部も心なしか薄くなってきたのです。「ああ、これが薄毛か…」と鏡を見てため息をつく日々。最初は、残った髪でなんとか薄い部分を隠そうと、無理に髪を伸ばしてみたり、七三分けでボリュームがあるように見せかけようとしたり、涙ぐましい努力(?)を重ねました。しかし、風が吹けば一巻の終わり、汗をかけばペタッとして余計に薄毛が目立つ始末。これではいけないと一念発起し、まずは信頼できる美容師さんに相談することにしました。美容師さんからのアドバイスは、「隠すのではなく、活かす方向で考えましょう」というものでした。そして提案されたのが、サイドとバックを短く刈り上げ、トップも短めにカットするベリーショートに近いスタイルでした。正直、最初は「こんなに短くして大丈夫か?余計に薄毛が目立つのでは?」と不安でしたが、仕上がりを見て驚きました。全体的にスッキリとしたことで清潔感が生まれ、不思議と薄毛部分も以前ほど気にならなくなったのです。むしろ、潔さが若々しい印象さえ与えてくれました。それからは、このベリーショートを基本にしつつ、季節や気分に合わせてトップの長さを少し変えたり、スタイリング剤で動きを出したりするようになりました。ワックスを少量手に取り、トップの髪を軽く立たせるだけで、グッと印象が変わることも発見しました。また、白髪が増えてきたこともあり、無理に染めるのはやめ、自然なグレイヘアを楽しむようになりました。これが意外にも好評で、「渋くてかっこいい」と言われることも。薄毛という現実は変わりませんが、髪型を変え、意識を変えることで、以前よりもずっと前向きに自分の容姿と向き合えるようになったと感じています。50代の薄毛は、決して終わりではありません。むしろ、新しい自分を発見するチャンスなのかもしれないと、今では思えるようになりました。