前頭部薄毛の私が試した改善策

投稿日2019年5月8日 投稿先 かつら

私が前頭部の薄毛、いわゆるM字ハゲの兆候に気づいたのは、30代に入ってからでした。鏡を見るたびに、額の生え際が少しずつ後退しているのが分かり、友人からも「おでこ広くなった?」と指摘される始末。これはまずいと思い、自分なりに様々な改善策を試してみました。まず取り組んだのは、生活習慣の見直しです。当時は仕事が忙しく、睡眠不足が続き、食事も外食やコンビニ弁当が中心でした。これでは髪に良いわけがないと思い、できるだけ早く寝るようにし、バランスの取れた食事を心がけるようにしました。特に、髪の主成分であるタンパク質や、亜鉛、ビタミン類を意識して摂取するようにしました。次に試したのは、市販の育毛シャンプーと育毛トニックです。ドラッグストアで色々な製品を比較し、頭皮環境を整える効果や血行促進効果が期待できるものを選びました。シャンプーは毎日丁寧に、指の腹で頭皮をマッサージするように洗い、育毛トニックは朝晩欠かさず気になる前頭部に塗布しました。数ヶ月続けましたが、正直なところ、劇的な変化は感じられませんでした。ただ、頭皮のかゆみが少し治まったり、フケが減ったりといった効果はあったように思います。そこで、さらに踏み込んで、AGA専門のクリニックを受診することにしました。医師の診断はやはりAGAで、私の前頭部の薄毛は典型的なパターンとのことでした。そして、内服薬(フィナステリド)と外用薬(ミノキシジル)による治療を提案されました。副作用などの説明も受け、納得した上で治療を開始。最初の数ヶ月はあまり変化を感じませんでしたが、半年ほど経った頃から、抜け毛が減り、生え際に細い産毛が生えてきていることに気づきました。1年以上治療を続けた現在では、以前よりもM字部分が目立たなくなり、髪全体に少しボリュームが出てきたように感じています。もちろん、完全に元通りになったわけではありませんが、薄毛の進行が止まり、改善が見られたことは大きな自信に繋がりました。私の経験から言えるのは、自己流のケアも無駄ではないかもしれませんが、やはり専門医の診断と適切な治療が最も効果的だということです。