多毛症が出たら?医師への相談が重要

投稿日2020年12月7日 投稿先 男性化粧品

ミノキシジルによる治療中に、顔や腕、脚などの体毛が濃くなる「多毛症」の症状が現れたら、どうすれば良いのでしょうか。驚きや戸惑いを感じるかもしれませんが、慌てずに適切な対応をとることが大切です。そして、その対応において最も重要なのが、「医師または薬剤師への相談」です。なぜ相談が重要なのでしょうか。まず、その症状が本当にミノキシジルによる多毛症なのか、それとも別の原因(ホルモンバランスの変化など)によるものなのかを、自己判断するのは難しいからです。医師は、症状の現れ方や時期、他の副作用の有無、患者さんの健康状態などを総合的に判断し、原因を特定しようとします。次に、症状の程度や患者さんの希望に応じて、「適切な対処法」を提案してもらえるからです。多毛症の程度が軽く、あまり気にならないのであれば、そのまま治療を継続するという選択肢もあります。もし症状が気になる場合は、ミノキシジルの使用量や濃度を調整したり、あるいは使用を一時的に中止したりといった対応が考えられます。使用を中止すれば、多毛症の症状は通常、時間をかけて改善していきますが、同時に薄毛治療の効果も失われることになります。そのため、中止する場合は、今後の治療方針(代替治療など)についても医師とよく相談する必要があります。自己判断で急に使用を中止してしまうと、薄毛の状態が元に戻ってしまうだけでなく、場合によってはリバウンドのような現象が起こる可能性も指摘されています。また、医師や薬剤師は、多毛症に対する精神的なケアや、美容的な対処法(除毛や脱毛など)に関する情報提供もしてくれる場合があります。一人で悩みを抱え込まず、専門家に相談することで、精神的な負担も軽減されます。多毛症は、ミノキシジル治療において起こりうる副作用の一つですが、決して珍しいものではありません。多くのケースで対処法が存在します。症状が現れたからといってパニックにならず、まずは処方を受けた医師、あるいは薬局の薬剤師に正直に状況を伝え、相談すること。それが、安全かつ納得のいく形で治療を続けていくための、最も確実な方法なのです。